「・・・・・?」
ドキッとした。
カウンターに座る僕を見る中性的な人。
微動だにしない。
中世の絵から飛び出てきた貴婦人かと錯覚するほど高貴な香りが漂っている。
2月の空気と雨音と一緒に渦巻きができて絵の中に吸い込まれていきそうな。
それだけ空気が違っていた。何もかも。
視線を合わそうとすると微妙にはぐらかされ遠くを見つめる目。
横顔と絵が同化しキラキラと煌めいている。
僕はその不思議な空間のなかで既に囚われの身になっていた。
その人は、はたと動き、
僕は「初めまして、まるで完成された絵のようで驚きました」と言う。
その人は「まるでマネキンのようだと言われる」と笑って言った。
僕は2杯目に胡散臭いジンを飲み振り返ると、
その人はまた思惑の中に入りかたまっていて。
ふっと漏らすため息を肌で感じられない距離感が切なくて。
何となく話しかけて、ただ、
「何を考えているのですか?」というありふれた言葉は違和感があって。
なかなか言葉が生まれない。
比較的想いを直感的に自由に表現、具象化できると思っていた自分に恥じた。
完璧な絵の中のその人は、作者不明だけにとても魅力的に感じた。
僕はコーナーにある本を選びジンを舐めて読む。
雨が小降りになる。
外に出る。
タバコに火をつけ深く吸い込む。
紫煙が想いをフィルターする。
明日も雨。
ドキッとした。
カウンターに座る僕を見る中性的な人。
微動だにしない。
中世の絵から飛び出てきた貴婦人かと錯覚するほど高貴な香りが漂っている。
2月の空気と雨音と一緒に渦巻きができて絵の中に吸い込まれていきそうな。
それだけ空気が違っていた。何もかも。
視線を合わそうとすると微妙にはぐらかされ遠くを見つめる目。
横顔と絵が同化しキラキラと煌めいている。
僕はその不思議な空間のなかで既に囚われの身になっていた。
その人は、はたと動き、
僕は「初めまして、まるで完成された絵のようで驚きました」と言う。
その人は「まるでマネキンのようだと言われる」と笑って言った。
僕は2杯目に胡散臭いジンを飲み振り返ると、
その人はまた思惑の中に入りかたまっていて。
ふっと漏らすため息を肌で感じられない距離感が切なくて。
何となく話しかけて、ただ、
「何を考えているのですか?」というありふれた言葉は違和感があって。
なかなか言葉が生まれない。
比較的想いを直感的に自由に表現、具象化できると思っていた自分に恥じた。
完璧な絵の中のその人は、作者不明だけにとても魅力的に感じた。
僕はコーナーにある本を選びジンを舐めて読む。
雨が小降りになる。
外に出る。
タバコに火をつけ深く吸い込む。
紫煙が想いをフィルターする。
明日も雨。
この記事のトラックバックURL
http://katarisuto777.blog118.fc2.com/tb.php/170-6aabb284
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
